2025.10.17 【大阪・心斎橋】店舗の美観を支える、ミリ単位の精度。短工期で実現した高強度床レベリング工事

                                                 

【工事概要】
•工事内容: 高強度床レベリング工事
•場所: 大阪市中央区心斎橋
•使用材料: MUマテックス株式会社 タフレベラーGプラス 1,185袋

【ご依頼の経緯と課題】
大阪を代表する商業エリア、心斎橋に新規オープンするアパレル店舗のテナント様より、内装工事の下地づくりの一環として高強度床レベリング工事をご依頼いただきました。
現場は、リニューアルに伴い既存の床材を撤去した後のコンクリート床でしたが、測定したところ、フロア全体で最大35mmほどの高低差と複数のくぼみが見られました。このままでは、上に施工する長尺シートやタイルが美しく仕上がらず、剥がれや浮きの原因にもなります。
オープン日が決まっているため、限られた工期の中で、後の内装工事に影響が出ないよう、迅速かつ精密な施工が求められていました。


【ご提案と技術的ポイント】
お客様(元請の内装工事業者様)との打ち合わせの結果、高強度で、速硬性に優れ、高い流動性で精密な水平面を作り出す高強度セルフレベリング材「タフレベラーGプラス」を使用して工事を行う事となりました。
プライマー(下地接着剤)を丁寧に塗布し、コンクリート素地との接着力を最大限に高めることで、将来的なクラック(ひび割れ)や浮きを防ぎます。また、材料を流し込む際には、トンボやコテを巧みに使い、隅々まで均一な厚みになるよう、熟練の職人がミリ単位の精度で仕上げていきました。


【施工現場での工夫】
心斎橋の繁華街という立地上、日中の資材搬入や騒音には大きな制限があります。そこで、近隣の店舗や通行人の方々への影響を最小限に抑えるため、早朝から資材の搬入を行い、事前に搬入経路や作業スペースを周到に計画することで、限られた時間内で効率的に作業を完了させることができました。

 

【施工後の成果とお客様の声】
施工後は、高低差のないフラットな床が完成しました。施工翌日には完全に硬化し、内装工事業者様がすぐに次の工程に入れる状態に。
元請けのご担当者様からは、「これだけ平滑な下地を作ってもらえたおかげで、後の床材の施工が非常にスムーズに進みました。タイトなスケジュールの中、柔軟に対応していただき、本当に助かりました。」と、高い評価をいただくことができました。
私たちが手掛けた床の上にお客様の素敵な店舗が作られていくことを、大変誇りに思います。